40代フリーランス独身女でも賃貸の入居審査に通った理由とは?

賃貸 審査

「40代独身女性は賃貸の入居審査に通りにくい」という話を聞いたことはありませんか?私は実際に経験談を聞いたことがあります。しかもその方は会社員でした。私の場合はフリーランスという立場のため、「収入が不安定では?」「将来の支払い能力は大丈夫?」と不動産会社や大家からさらに心配されやすく審査に不利になるのでは?と戦々恐々していました。

以前の賃貸物件に入居したのは10年以上も前、当時私はまだ20代の会社員で、両親も現役だったため、問題なく審査は通りました。そして今回、更新タイミングが近かったことで、そろそろ環境を変えたいと重い腰をあげて部屋探しをしました。もちろん「果たして審査に通るのだろうか」と強い不安も感じていたので、審査が通るまでは前の賃貸物件の解約はせず、万が一審査が通らなければ更新することも決めていました。そんな中、ある工夫と準備をしたことで無事に審査を通過することができました。

この記事では、なぜ40代フリーランス独身女性でも賃貸審査に通ることができたのか、その具体的な理由とポイントを体験談を交えてご紹介します。

目次

40代フリーランス独身女性は賃貸審査で不利?

「40代のフリーランス独身女性」という条件は、賃貸の入居審査ではやや不利に見られやすいと思います。私の個人的な意見ですが、理由を整理すると、大きく次の3つが考えられます。

1. 収入が不安定と思われやすい

会社員と違い、フリーランスは毎月の収入に波があります。不動産会社や大家からすると、「安定した家賃の支払いが本当にできるのか?」という不安を持たれるのが現実だと思います。

2. 連帯保証人や家族のサポートが弱いケース

独身の場合、保証人を頼みにくいことがあります。両親が高齢だったり、頼れる親族が少なかったりすると「保証人問題」がリスクとされることも。現在では保証会社を利用するのが一般的になってきましたが、やはり審査を受ける側にとっては大きな不安要素です。

私の場合もこれがいちばんの問題でした。両親は年金暮らしのため保証人にはなれず、一人っ子で兄弟姉妹もおらず、保証会社を利用するしか方法がないと思っていました。

ただ、この問題に関しては、別の方法で解決しました。興味があるなしに分かれる、万人が利用できる方法ではないため、詳細は割愛します。

それでも、3つ目の理由にも該当しますが、今後の「緊急連絡先」問題が残っているので、不安は完全には消えません。

3. 高齢になったときのリスク

40代以降で独身一人暮らしの場合、高齢になったときのリスクも不安視されている可能性もあると思います。例えば、孤独死のリスク、年金暮らしになったときに家賃が払えるのか等です。

前述した40代独身会社員で審査に落ちた方の経験談では、このリスクが理由のようでした。

40代から、そんな先のことを心配されても…と思いつつ、当事者がいちばん、そのリスクに対して不安を感じ備えようと、いろいろ考えているとは思うんですけどね。私も常に考えて、動けるところは動いています。

実際に入居審査を通過した体験談

私自身、40代フリーランス独身という立場で賃貸物件を探したとき、正直かなり不安でした。申し込みをした瞬間から「もし落ちたらどうしよう」「やっぱり会社員じゃないと無理なのかな」と気持ちが重くなったのを覚えています。

しかし実際には、審査はスムーズに通過。申し込みから即日で「問題なく入居できます」と連絡をいただきました。肩の荷が下りたと同時に、「なぜ通ったのだろう?」と改めて振り返るきっかけにもなりました。

審査に通るために意識したこと

私が意識したのは、「信用をきちんと可視化して伝えること」でした。具体的には以下の準備をしました。

  • 確定申告書を提出
     毎年きちんと確定申告をしていることを証明。会社員の源泉徴収票の代わりのようなものですね。数字がはっきりしていると安心感を持ってもらえると思います。
  • 預貯金の残高、その他の金融資産もすべて提出
     私の場合、やはり収入の波があり、確定申告だけだと不安でした。預貯金の残高や投資等のリスク資産等もすべて開示しました。収入が0になったとしても、ある程度の期間は家賃の支払い能力があることを証明するためです。
  • 家賃と収入のバランスを意識
     家賃は以前よりも1万円ほど安い物件にしました。部屋が狭くなったわけではありません。会社員ではないので通勤する必要がないため、以前よりも都心から離れたからです。以前の家賃を10年以上払い続けられていたことで、それよりも安い家賃を支払うことは難しくないという証明にもなったと思います。
  • 審査が厳しい保証会社かどうか
     今回私もいろいろ調べて初めて知ったのですが、審査が厳しい保証会社とそうでもない保証会社があるようです。私の場合、あまり厳しくない保証会社だったようでラッキーだった側面もあります。
  • 不動産会社とのやり取りを丁寧に
     メールや電話でのやり取りを誠実に行うことで「しっかりした人」という印象を与えられます。小さなことですが大切だと感じました。

40代フリーランス独身女性でも審査に通るコツ

以上の体験を踏まえて、同じ立場の方におすすめできるポイントをまとめます。

  1. 信用情報を整える
     クレジットカードの支払い遅延がないようにし、納税もきちんとしておく。ここは基本ですね。
  2. 無理のない家賃を選ぶ
     収入に見合った物件を選ぶことが最大の安心材料。
  3. 確定申告書、預貯金の残高等を提出する
     とにかく「家賃の支払い能力がある」ことを証明することが重要です。
  4. 会社員等の安定した収入のある兄弟姉妹に連帯保証人になってもらう
     私にはどうあがいても出来ない方法ですが、これがきっとベストです。

まとめ

40代フリーランス独身女性でも、賃貸の入居審査に通ることは十分可能です。大切なのは「信用をきちんと示す準備」と「無理のない家賃設定」。不動産会社や大家さんに「この人なら安心して貸せる」と思ってもらえれば、立場に関係なく審査をクリアできます。

賃貸探しに不安を感じている方も、必要な準備を整えればきっと大丈夫。私の体験がその参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

独身、女40代前半。フリーランス。FP3級取得し、FP2級の勉強中。
死ぬまでひとりで生きていくために、ひとり時間を充実させていきたい。
ただし、社会的なつながりはある程度必要と思うので、特に老後をどうするかを模索しています。

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